「公演情報」カテゴリーアーカイブ

M&Oplaysプロデュース『DOORS』富山公演

M&Oplaysプロデュース『DOORS』富山公演

公演オフィシャルホームページ

“そうであったはずの世界”と“こうなってしまった世界”。
くぐった先にも別のドア。
彼女たちは旅をする。

あらすじ

小さな地方都市。高校生の真知はあることがきっかけで、クラスでも目立った存在の理々子のグループにいじめを受け、不登校になってしまう。
真知の母親は元女優で、華やかな芸能界にいたが、挫折し、故郷の町に戻って来ている。
何事にも悲観的で暗い性格の母親が、しかし、あるトラブルがきっかけで別人のように明るく社交的な人間になる。急に人が変わってしまった母親を前に、真知はその謎を解くべく、母親の過去を探り、彼女の知人を尋ねて「ドア」を開ける。真知を追いかけて来た理々子と一緒に、様々な「ドア」を開けるたび、二人は時空を超えて不思議な旅をする。その旅の中では過去と未来が交錯し、二人は様々な出来事に遭遇しながら、忘れかけていた過去の過ちや、未来の自分の姿を垣間見て、ふと立ち止まり、思案に暮れる。そしてやがてその先に、ささやかな希望を見出してゆく――。

作・演出:倉持裕コメント

これほどいっぺんに世界中の人間の予定が狂うこともなかなかない。コロナ禍前に立てていた企画の多くが中止や延期となり、それを免れたものも内容の変更を余儀なくされた。しかしそのおかげで、予定になかった新たなものが生まれ、約束していなかった人々と出会い、再会も果たした。これは、そうした予定外の経験から生まれた、「そうであったはずの世界」と「こうなってしまった世界」を行き来する、二人の少女の物語である。

「野村万作萬斎 狂言の現在2021」富山公演

「野村万作萬斎 狂言の現在2021」富山公演

曲目

レクチャートーク ・・・・・・ 野村萬斎
軽妙なトークで、狂言の楽しみ方、曲目の見どころを、わかりやすく解説。

「柑子」こうじ ・・・野村万作 深田博治 後見:内藤連
預けておいた珍しい三つ生りの柑子(一本の枝に三つの実が生ったミカン)を返せと主人に言われた太郎冠者。一つは枝から落ちて門の外へ転がろうとしたので「こうじ門を出でず」と食べ、もう一つは刀の鍔で押しつぶされたので食べたと言い訳する。
残る一つはというと、鬼界ケ島に―――

「二人袴」ふたりばかま ・・・野村萬斎 高野和憲 石田淡朗 野村裕基 後見:中村修一
世間知らずの若い夫が『聟入り』(妻の実家への挨拶)に一人で行けず、父親に門前まで付き添って貰う。一つしかない礼装の長袴を着せてやって父親が外で待っているところを、舅の家の太郎冠者に見つけられ、息子と交代で長袴を着替えて挨拶に行くが、二人一緒に来てくれと言われて大弱り…。

M&Oplaysプロデュース『白昼夢』富山公演

M&Oplaysプロデュース『白昼夢』富山公演

赤堀雅秋1年ぶりの新作は、現代社会に取り残された人々のもがきと再生の物語
三宅弘城、吉岡里帆、荒川良々、風間杜夫と実力派キャストで挑む

何気ない日常に潜む人間の痛みや悲しみや可笑しみを独特の目線で描き、他人の日常を覗き見しているような劇空間を作り出す、劇作家・演出家としてだけでなく映画監督、俳優と多彩な顔を持つ赤堀雅秋。
出演は、赤堀作品には初参加の三宅弘城、吉岡里帆、赤堀作品には欠かせない俳優・荒川良々、風間杜夫、そして赤堀本人。社会になじめず「引きこもり」となった弟を持つ兄と、その父親を中心に、現代社会において、落ちこぼれてしまった者たちのもがきと再生を、5人の俳優たちが濃密な人間ドラマとして創り上げます。どうぞご期待下さい。

あらすじ

高橋家の家主・高橋清(風間杜夫)は、妻を亡くし、次男の稔(荒川良々)と2人暮らしだが、
稔は長年引きこもっていて、家庭内での暴力も絶えない。清は、長年のその暴力に耐え続けてきたが、
いよいよ臨界点を超えそうだ。
長男の昭(三宅弘城)は、ずっと弟のことを心配し、ちょくちょく実家に顔を出すが、いよいよ埒が明かなくなり、
NPO法人の相談室に駆け込み、現状を吐露し、今に至る。

ある日、訪ねて来たNPO法人の若林(赤堀雅秋)と石川美紀(吉岡里帆)。
そして長男の昭も加わり、話し合いがもたれるが、清は外部の人間に現状を話すことを拒み、非協力的。
途方に暮れる昭だが、そこは百戦錬磨の若林が薄ら笑みを浮かべながら優しくリードする。
その若林も、微妙に胡散くさく、石川に至っては腕に無数のリストカットの跡が――。

そして5人の交流が、不毛な終わりのない物語が始まる。
果たして、その先に彼らは希望の灯を見出すことができるのか――。

舞台「フェードル」金沢公演

舞台「フェードル」金沢公演

「昼の理性と夜の狂気」「美しさと醜さ」伝説の舞台の幕が再び上がる

『フェードル』は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材を得て創りあげ、1677年 1月 1日、ブルゴーニュ座で初演。17世紀フランス古典文学の最後を飾る金字塔的な作品です。サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンなど、時代を彩る名女優たちが、演じてきた歴史的名作に、大竹しのぶをはじめ実力派俳優たちが挑む!

ストーリー

舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼ(谷田歩)を探すため息子イッポリット(林遣都)は国を出ようとしていた。
一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝くイッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。
苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。しかし、イッポリットの心にあるのはテゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(瀬戸さおり)。イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。
そんな中、テゼが突然帰還して・・・

剣幸 恋文コンサート

剣幸 恋文コンサート

kohibumi concertは、2005年、剣幸の故郷である富山で初演されました。自身による「手紙」と「歌」の選出と構成、そして伴奏はピアノのみというシンプルなコンサートは、その言葉ひとつひとつが観客の心の奥深くまで染み渡り、現在、各都市で上演されています。今回の富山公演では、地元の合唱団との共演も大きな見どころです。

剣幸プロフィール

富山県富山市出身。県立富山工業高校から宝塚音楽学校へ入学するという珍しい経歴を持つ。
宝塚歌劇団在団中は、県出身者として初の男役トップスターとなり、数々の名作を残す。なかでも「ミー&マイガール」は1年間の続演という、宝塚史上初の記録を樹立した。退団後もマルチに才能を発揮、2011年より5年間上演された富山の名作ミュージカルシリーズにはすべてに出演し、2012年の「ハロー・ドーリー!」(日本初演、タイトルロール)と2013年「ミー&マイガール」(25年ぶりの男役)はいずれも再演され、ミュージカル界における“富山スタイル”確立の立役者となった。
ディズニー長編アニメ「塔の上のラプンツェル」ヒロインの母・ゴーテル役の吹替や、ラジオパーソナリティ、「NHK短歌」の司会など、活動は多岐にわたる。
菊田一夫演劇賞、東京芸術劇場ミュージカル月間優秀女優賞、読売演劇大賞優秀女優賞など、受賞歴も多く、「ハロー・ドーリー!」では2013年度のミュージカル女優ベスト1に選ばれた。「宝塚歌劇の殿堂」顕彰者。

舞台 Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙 富山公演

舞台 Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙 富山公演

ベートーヴェン誕生から250年、
現代日本を代表する演出家 栗山民也が生み出す、
楽聖ベートーヴェン、音楽から生まれる物語。

ピアノ・ソナタ第31番 Op.110―
その旋律から19世紀に生きたひとりの女性の姿が浮かび上がる。

「不滅の恋人」アントニー・ブレンターノ。
革命の嵐吹き荒れるなか、身を売るように、ウィーン貴族の家から実業家のもとへ嫁いだ彼女。

絶望の淵にいたアントニーはルードヴィヒの音楽に生かされ、彼と彼の芸術を愛するようになる。しかしふたりの関係は、家族に、社会に、時代に、運命に打ち砕かれ、不滅の恋は封印される。

ただ、その名を記すことさえなかった手紙だけが、ルードヴィヒの愛を伝える。

いま、一台のピアノを囲みながら、あの日をルードヴィヒと過ごした者たちが証言する― あの交響曲も、あのピアノソナタもすべて、「不滅の恋人」への献身から生まれた芸術であることを。

ミュージカル『パレード』富山公演

ミュージカル『パレード』富山公演

物語の舞台は、1913年アメリカ南部の中心、ジョージア州アトランタ。南北戦争終結から半世紀が過ぎても、南軍戦没者追悼記念日には、南軍の生き残りの老兵が誇り高い表情でパレードに参加し、南部の自由のために戦った男たちの誇りと南部の優位を歌いあげる。そんな土地で13歳の白人少女の強姦殺人事件が起こる。容疑者として逮捕されたのはニューヨークから来たユダヤ人のレオ・フランク。実直なユダヤ人で少女が働いていた鉛筆工場の工場長だった。彼は無実にも関わらず様々な思惑や権力により、犯人に仕立て上げられていく。そんな彼の無実を信じ、疑いを晴らすために動いたのは妻のルシールだけだった。白人、黒人、ユダヤ人、知事、検察、マスコミ、群衆・・・・それぞれの立場と思惑が交差する中、人種間の妬みが事態を思わぬ方向へと導いていく・・・・。

星屑スキャットTOUR 2020「色、色々」 富山公演

星屑スキャットTOUR 2020「色、色々」 富山公演

ミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーの3人によって、2005年に結成された『音楽ユニット』。 新宿2丁目を中心とした活動をする中、全国各地でのイベント出演やコンサート開催を経て、よりエンタテインメント性の高いグループへと成長、2012 年にメジャーデビュー。時代やジャンルを越えた幅広い楽曲を、それぞれの個性豊かな歌声と洗練されたハーモニーで魅せる唯一無二の世界観に、さらなる注目が集まっている。

チューリップテレビ開局30周年記念 宝塚歌劇星組 富山公演

宝塚歌劇星組 全国ツアー 富山公演

グランステージ
『エル・アルコン-鷹-』
~青池保子原作「エル・アルコン-鷹-」「七つの海七つの空」より~
原作:青池 保子(秋田書店)
脚本・演出/齋藤 吉正

2007年、安蘭けいと遠野あすかを中心とした星組で上演された『エル・アルコン-鷹-』は、少女漫画界の重鎮・青池保子氏の代表作である二つの海洋活劇ロマン「エル・アルコン-鷹-」「七つの海七つの空」(秋田書店刊)をもとに構成された作品。イギリス海軍士官の名を捨て、スペインの無敵艦隊を率いて七つの海を制覇する夢を追うティリアン・パーシモンの野望に満ちた生き様を、彼に復讐を誓うイギリス海賊との対決やフランスの女海賊との愛憎を交えて描き上げた壮大な歴史ロマンです。寺嶋民哉氏によるドラマティックな名曲の数々が、ダーティーヒーローの活躍を鮮やかに彩るミュージカル作品の待望の再演に、どうぞご期待ください。

Show Stars
『Ray -星の光線-』
作・演出/中村 一徳

“光”、“光線”、“熱線”を意味する“Ray”。星組トップコンビ・礼真琴、舞空瞳を中心とした星組の“新しい時代への始まり”となるショー作品。舞台上で生き生きと歌い踊る星組生たちの“輝き”、そして“Ray”の言葉にまつわる“礼”、“麗”などをテーマにお届けする、華麗なるシンギング&ダンシング・ショー。更なる輝きを放つ全国ツアー版『Ray -星の光線-』をお楽しみください。