kohibumi concertは、2005年、剣幸の故郷である富山で初演されました。自身による「手紙」と「歌」の選出と構成、そして伴奏はピアノのみというシンプルなコンサートは、その言葉ひとつひとつが観客の心の奥深くまで染み渡り、現在、各都市で上演されています。今回の富山公演では、地元の合唱団との共演も大きな見どころです。
剣幸プロフィール
富山県富山市出身。県立富山工業高校から宝塚音楽学校へ入学するという珍しい経歴を持つ。
宝塚歌劇団在団中は、県出身者として初の男役トップスターとなり、数々の名作を残す。なかでも「ミー&マイガール」は1年間の続演という、宝塚史上初の記録を樹立した。退団後もマルチに才能を発揮、2011年より5年間上演された富山の名作ミュージカルシリーズにはすべてに出演し、2012年の「ハロー・ドーリー!」(日本初演、タイトルロール)と2013年「ミー&マイガール」(25年ぶりの男役)はいずれも再演され、ミュージカル界における“富山スタイル”確立の立役者となった。
ディズニー長編アニメ「塔の上のラプンツェル」ヒロインの母・ゴーテル役の吹替や、ラジオパーソナリティ、「NHK短歌」の司会など、活動は多岐にわたる。
菊田一夫演劇賞、東京芸術劇場ミュージカル月間優秀女優賞、読売演劇大賞優秀女優賞など、受賞歴も多く、「ハロー・ドーリー!」では2013年度のミュージカル女優ベスト1に選ばれた。「宝塚歌劇の殿堂」顕彰者。