理想と現実、または若き日の幻想と、老いた自分への幻滅。
男はもったいぶった話で煙草の害を語って行きますが、途中から物語りは二転三転。やがて自分の心のうちを覗かせてゆきます。
柄本明 プロフィール
1948年、東京都銀座出身。
ベンガル、綾田俊樹らと共に「東京乾電池」を結成。既成の演劇の枠を越えたユニークな舞台で圧倒的な人気を博し、常に最先端の演劇を求めて、50回に及ぶ公演を重ねる。
映画では98年同映画祭招待作『カンゾー先生』に主演し、日本アカデミー賞はじめキネマ旬報、日刊スポーツ、報知映画賞など各賞の最優秀主演男優賞に輝く。2004年には『花』『ドッペルゲンガー』『座頭市』にて第58回毎日映画コンクール 男優助演賞を受賞。
現在も数多くの映画、テレビにひっぱりだこで、活躍中です。